ちょこっと発見、宝石の話

色々な宝石をご紹介しているブログです。宝石について何かちょこっとでも発見していって頂けたら嬉しいです。

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宝石の中には何が見える?内包物や傷の確認にも便利なルーペをご紹介

こんにちは。
今回は肉眼では分からない宝石の内部に迫る、便利なルーペのご紹介です。

 

 

 

宝石用のルーペは10倍を

ルーペというと、持ち手のついた大きな虫眼鏡のイメージがありますね。ああいったものは倍率が2~5倍くらいが多いようです。細かい字の取説書を見たりなど一般的な用途には十分ですが、宝石を楽しむ為にはちょっと倍率が足りません。

 

宝石用のルーペを探すと、10倍と20倍がよくあると思います。10倍以上あれば、宝石を見る為には十分な倍率となります。宝石を扱うお店などでも、基本的にはまず10倍を使用しているようです。
勿論20倍の方が倍率が高いので、より一層鮮明に見えます。しかし倍率が大きくなるにつれ、ピント合わせが難しくなってくるのが注意点です。10倍のものでも、ルーペによってピント合わせのしやすさは違ってきます。

 

まだ宝石用のルーペを一つも持っていなくて、とりあえず一つ欲しいという時は、10倍のルーペをおすすめします。10倍でもインクルージョン(内包物)はちゃんと見えますし、宝石用としては基本的な倍率です。最初は扱いやすいものの方が、宝石観賞に向いていると思います。

 

おすすめ2種の使用感

 

おすすめするルーペの一つ目は、こちらです。

 


このルーペのメリットは以下の通りです。

 

・レンズが大きい
・ピントの合う部分が広い(端の方の曲がって見えてしまう部分が少なめ)
・ストラップ用の輪がついていて持ち運びに便利

 

デメリットは以下の通りです。


・大きいので結構ずっしり重い

 

使用感としては、特に不便を感じることはありません。レンズが大きくて見やすいのがとても良いです。大きなレンズでもピントが合う部分が狭いと困りますが、そんなこともなく、広いエリアで歪まず真直ぐに見えます。
重さは大きさの分、重たく感じます。しかしこのサイズのルーペとして、とんでもなく重いということはありません。流石に長時間使用すると重さに疲れそうですが、普通に観賞・観察するくらいなら全然大丈夫です。お気に入りでおすすめのルーペです。

 

 

二つ目は、こちらです。

 


このルーペのメリットは以下の通りです。


・小さいので軽い
・ピントが合うととても綺麗に見える

 

デメリットは以下の通りです。


・ピントが合う部分が狭い(端の方の曲がって見えてしまう部分が多め)

 

使用感としては、ピント合わせに慣れれば綺麗に見えてとても良いです。ピントが合った時の見え方は、こちらの方が上かなと思います。レンズが小さいのと、ピントが合う部分が狭い為、慣れないとちょっと見づらく感じるかもしれません。軽いので持ち運びには向いています。扱いには少々手こずりますが、拡大鏡の役割としてはとても良いのでおすすめです。

 

もっとよく観賞したくなったら20倍も

宝石観賞に慣れてくる頃には、もっとよく見えるルーペが欲しくなるかもしれません。その時には是非、20倍のルーペも試してみてくださいね。ピント合わせにも、とっくに慣れていることと思います。

素敵な宝石ライフを楽しんで頂けたら嬉しいです。