ちょこっと発見、宝石の話

色々な宝石をご紹介しているブログです。宝石について何かちょこっとでも発見していって頂けたら嬉しいです。

MENU

日本を代表する宝石クォーツ(水晶) 実は空気中にも??

こんにちは。
今回ご紹介する宝石は、クォーツ(水晶)です。

 

f:id:shino3814:20200621235058p:plain

 

クォーツ(Quartz
和名 水晶(すいしょう)
鉱物名 クォーツ【石英(せきえい)】
硬度 7
靭性 7.5
劈開 なし
色 無色
産地 ブラジルなど各地

 

 

馴染み深い水晶

水晶は、宝石としてより鉱物としての方が知名度が高いです。世界中で産出し、また、日本の各地でも産出します。水晶は日本の国石(こくせき)でもあります。

 

水晶の色

水晶は無色ですが、色のある水晶も沢山あります。色がある場合は色ごとに名前がついていて、紫だとアメジスト紫水晶)、ピンクだとローズクォーツ(紅水晶)といった具合です。単に水晶と言う時は大抵、無色を指します。無色透明の水晶は、宝石名をロッククリスタル(Rock Crystal)と言います。

 

アメジストについてはこちらの記事をどうぞ

アメジストドームって?2月の誕生石アメジストについて

 

いろいろな水晶

水晶の中で、日本式双晶(にほんしきそうしょう)というものがあります。二つの結晶が約85度の角度で接している、ハート型のような見た目の水晶です。可愛い形なので人気があります。
名前の由来は、この形の水晶が日本でよく採れたからなのだそうです。産出は日本以外でもありますが、やはり国産が注目を集めます。

 

ハーキマーダイヤモンドというものもあります。ダイヤモンドと言っていますが、水晶です。透明度が高く輝きが美しい為、この名前がつきました。ハーキマーは産地の名前で、米国のニューヨーク州にあります。

 

ハーキマーダイヤモンドはとても魅力的な水晶で、両剣(ダブルターミネート)と呼ばれる形をしています。両剣とは字のごとく、端と端が尖った形です。しかもその形は自然に生成されており、人の手で削ったのではありません。
整った形も透明度の高さも天然だなんて、自然の力は凄いと感嘆させられます。

 

f:id:shino3814:20200622222848p:plain

 

水晶と石英

実は石英という鉱物は、もの凄く細かいものが空気中のほこりに多く含まれています。上記データに硬度というものがありますが、これは擦り合わせた時に傷がつきやすいかどうかを表す値です。石英の硬度は7で、結構硬いです。因みに最高値はダイヤモンドの10になります。

 

硬度7の石英が空気中に漂っているということは、それより硬度が低い宝石のジュエリーを身につける際、宝石に傷がつきやすいのですね。なので一般にジュエリー加工は、硬度7以上の宝石が望ましいとされています。

 

クォーツとは石英のことであり、水晶は石英ですが、石英全てが水晶と呼ばれることは余りありません。大抵の場合は透き通っていて美しいもの、または、結晶の形が肉眼的に分かるものが水晶と呼ばれています。

しかし石英と水晶との違いは、はっきりした区別がなく曖昧なようです。

 

クォーツ(水晶)の意味(石言葉)

クォーツ(水晶)の意味(石言葉)を、厳選して三つご紹介します。

 

・浄化
・開運
・統合

 

終わりに

水晶は世界中で産出する為、世界中で愛されています。形も沢山あるので飽きさせません。
少しでも興味を持って頂けたら嬉しく思います。