日本を代表する宝石クォーツ(水晶) 実は空気中にも??
こんにちは。
今回ご紹介する宝石は、クォーツ(水晶)です。
クォーツ(Quartz)
和名 水晶(すいしょう)
鉱物名 クォーツ【石英(せきえい)】
硬度 7
靭性 7.5
劈開 なし
色 無色
産地 ブラジルなど各地
馴染み深い水晶
水晶は、宝石としてより鉱物としての方が知名度が高いです。世界中で産出し、また、日本の各地でも産出します。水晶は日本の国石(こくせき)でもあります。
水晶の色
水晶は無色ですが、色のある水晶も沢山あります。色がある場合は色ごとに名前がついていて、紫だとアメジスト(紫水晶)、ピンクだとローズクォーツ(紅水晶)といった具合です。単に水晶と言う時は大抵、無色を指します。無色透明の水晶は、宝石名をロッククリスタル(Rock Crystal)と言います。
アメジストについてはこちらの記事をどうぞ
いろいろな水晶
水晶の中で、日本式双晶(にほんしきそうしょう)というものがあります。二つの結晶が約85度の角度で接している、ハート型のような見た目の水晶です。可愛い形なので人気があります。
名前の由来は、この形の水晶が日本でよく採れたからなのだそうです。産出は日本以外でもありますが、やはり国産が注目を集めます。
ハーキマーダイヤモンドというものもあります。ダイヤモンドと言っていますが、水晶です。透明度が高く輝きが美しい為、この名前がつきました。ハーキマーは産地の名前で、米国のニューヨーク州にあります。
ハーキマーダイヤモンドはとても魅力的な水晶で、両剣(ダブルターミネート)と呼ばれる形をしています。両剣とは字のごとく、端と端が尖った形です。しかもその形は自然に生成されており、人の手で削ったのではありません。
整った形も透明度の高さも天然だなんて、自然の力は凄いと感嘆させられます。
水晶と石英
実は石英という鉱物は、もの凄く細かいものが空気中のほこりに多く含まれています。上記データに硬度というものがありますが、これは擦り合わせた時に傷がつきやすいかどうかを表す値です。石英の硬度は7で、結構硬いです。因みに最高値はダイヤモンドの10になります。
硬度7の石英が空気中に漂っているということは、それより硬度が低い宝石のジュエリーを身につける際、宝石に傷がつきやすいのですね。なので一般にジュエリー加工は、硬度7以上の宝石が望ましいとされています。
クォーツとは石英のことであり、水晶は石英ですが、石英全てが水晶と呼ばれることは余りありません。大抵の場合は透き通っていて美しいもの、または、結晶の形が肉眼的に分かるものが水晶と呼ばれています。
しかし石英と水晶との違いは、はっきりした区別がなく曖昧なようです。
クォーツ(水晶)の意味(石言葉)
クォーツ(水晶)の意味(石言葉)を、厳選して三つご紹介します。
・浄化
・開運
・統合
終わりに
水晶は世界中で産出する為、世界中で愛されています。形も沢山あるので飽きさせません。
少しでも興味を持って頂けたら嬉しく思います。